吉賀町こども計画

 吉賀町(以下「本町」という。)は、令和2年に「第2期吉賀町子ども・子育て支援事業計画」を策定し、「安心して子どもを生み、親子が明るくのびのびと育ち、生きることに喜びを感じるまちづくり」を基本理念に掲げ、その実現に向け、子育て施策を推進してきました。このたび、第2期計画の計画期間が令和6年度で満了となることに伴い、子どもの健やかな成長と子どもの育ちを社会全体で支援する環境整備をより一層促進することを目的として、「吉賀町こども計画」(以下「本計画」という。)を策定しました。

計画の位置づけ・対象

 本計画は、こども基本法第10条第2項に定める「市町村こども計画」に位置づけられ、本町におけるこども施策に関する事項を定める計画です。また、下記のこども施策に関連する事項を定める計画等を一体のものとして策定するものです。加えて、本町の最上位計画である「吉賀町まちづくり計画」等の計画の方向性を踏まえるとともに、関連分野の個別計画との整合性を図るものとします。 本計画は、こどもに関わる全ての町民を対象とします。また、支援の対象は、原則として生まれる前の妊娠期から満39歳になった最初の3月31日までのこども・若者とその家庭とします。

計画の基本理念

 本町では、「第2期吉賀町子ども・子育て支援事業計画」において、「安心して子どもを生み、親子が明るくのびのびと育ち、生きることに喜びを感じるまちづくり」を基本理念として掲げ、施策を推進してきました。本計画においても、引き続き、基本理念を踏襲し、国のめざす「こどもまんなか社会」の実現に向けて取り組みを推進します。

計画の基本視点

 基本理念の実現に向け、以下の3つの視点を基本しながら、計画を推進します。

視点1こどもの個人としての尊重と権利の保障

 「こどもまんなか」の考えの下、全てのこども・若者の人格・個性を尊重し、自己選択・自己実現を支援します。また、様々な機会を通じてこども・若者が意見を表明できる環境をつくり、その意見が尊重されるような取り組みや支援を進めます。

視点2「子育ての喜び」を実感できる子育て支援の整備

 子育てに対する負担や不安、孤立感を和らげるとともに、こどもを生み、育てることに喜びを見いだせるような支援体制づくりを進めます。また、社会全体でこども・若者を応援する機運を醸成することで、あらゆる分野でこども・若者や子育てをする人が安心できるまちを実現します。

視点3全てのこども・若者が幸せを感じられる社会環境の整備

 どのような環境にあっても、本町に生まれ育つこども・若者が健やかに成長することができ、自分の可能性を狭めてしまうことがないよう支援します。経済的な困難や障がいの有無、いじめやひきこもり、孤独・孤立などの、様々な状況にあるこどもや若者とその家族の声を聴き、必要な支援について取り組みを進めます。

基本目標及び具体的な施策

 本計画において「基本理念」を実現するため、以下の基本目標を掲げ、施策を推進します。

1)こども・若者・子育て家庭が安心して暮らせる切れ目のない支援

  • 楽しく子育てできるための支援
  • 安心して妊娠・出産するための支援
  • 結婚・子育ての希望を叶えるための支援
  • こども・若者の健康づくりの推進

2)子育ち・子育て・教育にかかる支援の充実

  • こども・若者の居場所づくり
  • 子育てしやすい就労環境づくり
  • 豊かな自然を活用した子育ちの支援
  • 学校教育との連携
  • こどもの安全確保

3)支援が必要なこども・若者への支援

  • 虐待の防止、早期発見
  • こどもの貧困対策
  • 様々な問題を抱えるこども・若者への支援

4)こどもまんなか社会の実現に向けた意識醸成

  • こども・若者の意見反映の基盤づくり

お問い合わせ先

保健福祉課   電話番号 0856-77-1165

ページの先頭へ